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あいのうた第五話『好きになってるじゃん、私」

温泉旅行から帰った洋子(菅野美穂)は。片岡の家で、房子(和久井映見)と会っていた。
「えー、それで、それで。」
「だから、それで・・・・・」
石和温泉で、出会った柳沼(成宮寛貴)と洋子。
柳沼は洋子を抱きしめ、
「僕が守ります。愛さんは、僕が守りますから。」と言う。
「えーーーっ。なにそれー。すごい!なんで?ずるい!」房子さん、柳沼君、好きなんだよね。
「いやあの、そういうこと言ってるんじゃなくってさ。」
「え?ちょっと待って。てことは、じゃあ、そのあと・・・」

再び、石和温泉・・・・
並んで歩く柳沼と洋子に声をかける房子。
「柳沼君。どうしたの?今来たの?」
「あ、はい。そしたら、偶然、愛さんと会って。」
「そうなんだ。じゃあさ、早く温泉入りなよ。気持ちいよ。それでさ、一緒に朝ごはん食べよう。みんなで、旅館の朝ごはん。いいよね?、あれね。」
「ありがとうございます。」柳沼に合えて、上機嫌な房子。

再び、戻って片岡家。
ai55

「思いっきりマヌケじゃん、あの時の私。まるっきりバカじゃん。なんか納得できないーっていうか、そのときの空気に気付かなかった自分が許せない!」
「はーあ。」ため息つく洋子。
「はっ!!え!?大変じゃない!柳沼君は、知ってしまったってことなんでしょう?」
「だから、そうだって言ってんじゃないよ。最初から。」
「ちょっと待って。整理してみよう。ね。愛ちゃんの本当の名前は松田洋子である。そしてあなたの記憶喪失は、嘘である。ざっくり言うとこういうことよね。初期設定は。」
「はい。すいません。」初期設定って、ゲートかソフトとかじゃないんだし。(笑

「いいのいいの。でもって、柳沼君は、愛ちゃんが、本当は松田洋子であることを知ってしまった。でも、記憶喪失が嘘であることは知らない。そして過去を知った上で、敢えてあなたを、愛ちゃんと呼んだ。これはつまり、そのことは言わないつもりなのよね、彼は。」
「そうだよね。」
「なるほど。・・・で?」
「えっ?」
「片岡さんは?」
「いやあ・・・。」
「何も気付いてないでしょう。」
「うん。多分。」
「多分?」
「わかんないけどさぁ。 なんか。あの人の笑った顔を見ると、嘘だって、気付いてるんじゃないかなーって思うことがあるんだよね。何もかも気付いているんじゃないかってね。」片岡(玉置浩二)って、元敏腕刑事だから、気づいているでしょうね、見破っているでしょうね。だいぶ前から、多分・・・
「へー。本当に?」
「うん。何となく、だけどね。でもまあさ、気付いてたら怒るだろうし。私をここに置いておく理由もないわけだからさ。」
「そんなこともないと思うけど。ま、いっか。じゃあとりあえず片岡さんは何も知らないと、いうことにしとくか。」
「しとくかって。」
「あと、登場人物は・・・いないか。あー、いた!でも何も知らないか圏外っていう感じだしねー。」
「あーそうね。圏外!」圏外って言われているのは飯塚(小日向文世)。可哀想なんてね。
「てことはあれだ、全部知ってるのは、私だけだ。なんか嬉しい!偉い気がする。」一人、楽しんでるって感じですね。(笑
「あの。そろそろ本題に入りませんか?」
「何だっけ?」
「いや、だからさー。どうしようって話でしょう?」
「わかってる。わかってる、わかってる。で、どうしたいの?愛ちゃんは。」
「え?・・・いや・・・だから・・・。」即答出来ない洋子。
「このままでいたいんでしょう、出来るなら。いいと思うけどなー、先延ばしにしても、結果は。柳沼君が黙っていようとしてくれているならさー。それに乗っかっちゃいなよ。いいと思うな、私は。」
「そうかなぁ・・・。」
「本当のこと話す?みんなに。」
「えっ?」
「嫌なんでしょ?」
「・・・」
「じゃあそうしよう!私だけがぜーんぶ知ってるって言うていうのも何か楽しいしね。」
「あ、そう。」
「はー。何かお腹空いた。なんか食べに行かない?」
「えっ?」

商店街にいる二人。パンを食べる洋子。
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「でもさー。柳沼君、何で黙っていようと思ったんだろうね。」
「さぁ。本当の私があまりにも悲惨なんで、戻すのが可哀想とか思ったんじゃないの?」
「そっかあ。柳沼君好きなんだね、愛ちゃんのこと。」
「はあ!?関係ないし。ていうか、興味ないし。」
「よしな!そういう言い方するの。自分のことをさ、好きだって思ってくれるのって、すごいことだよ。 あ、それともひょっとして片岡さん!?」
「はぁ?いや、考えたことないし。」
「でも私が愛ちゃんだったら、好きになっちゃうけどな、片岡さんのこと。うん!男として。」
「えぇ?」
「いいと思うけどなー。柳沼君もフリーになるし。」やっぱり自分の事が大事なようですね。(笑
「は。つーか何で誰かとくっつかなきゃなんないのよ。ていうかさ、あんた恋愛ドラマとか好きでしょう!」
「あ、好き。わかる?話す?ドラマについて。語るよー、私。」
「・・・いい。」きっぱりと断る洋子。話し出したら、日が暮れちゃうよね。
そこへ、偶然、飯塚が現れた。
「あれー!」ニコニコ笑いながら手を振りやって来る。
「あ、圏外。」
「圏外って何?何かわかんないけど、あまりいい意味じゃなさそうだなー。そうでしょ。参ったなぁ。」
二人は手を振りながら飯塚から離れていった。
「本当に、そうなんだ・・・。」飯塚が言う。圏外おじさん、可哀想。

片岡はいつものように医者の牧野(岸田今日子)のもとを訪れていた。
「いや、楽しかったなあ。温泉。愛ちゃんがさあ、あ、例の女の子ね、言ってくれたんだ。子供達、きっと、俺と行った旅行のこと、楽しかったこと、忘れないと思うってさ、言ってくれたんだ。
嬉しかったなー。」
「そう。」
「うれしかった。」
「ずっといるの?彼女。」
「うん。まあね。良い子だよ。ちょっと、口、悪いし、素直じゃないけどさ。でも本当は、心が細くて、弱くて、寂しがりやでさ、そんな感じかな。」
「あなたの奥さんと逆ね。」
「香里?」
「香里さんね、いつもニコニコして穏やかだったけど、芯は強かった。心が強かった。最後まで、自分より、あなたたちのことを考えていた。」
「そうだったね。」
「それって、愛する人がいるっていうことと、愛されてるっていう自信だと思うの。それが人を強くするのよ。だから、あなたもずいぶん救われた。」
「うん。」
「そういう風になってくれるといいわね、彼女も。」
「いやぁ。先生上手いこと言うね。そうだよね。」
「年の功って言ったら怒るわよ。」
「はい。」二人が笑った。

片岡が署に戻ると、柳沼と会う。
「どうした?」
「あの・・・先輩。愛さんのことなんですけど。」
「どうした、愛ちゃん。あ、何かわかったか?」
「あ、いや。あの・・・、俺・・・、俺・・・、彼女が好きです。それだけです。じゃあ。」いきなり、ですか。しかも、なんか唐突すぎる感じです。(笑
立ち去る柳沼の後姿を、片岡は寂しげな表情で見ていた。

洋子は片岡の家の前で、房子の言った言葉を思い返す。
「私が愛ちゃんだったら、好きになっちゃうけどな、片岡さんの事、男として・・・。」
部屋へ入ると誰もいない。するとすぐに片岡が帰ってきた。
ai57

「ただいま。」
「おかえ・り・なさい。」
「あれ、そうか、あいつら、今日、太一郎君の家にみんなでお泊まりだ。」
「へー。」
「あ。」片岡が言う。
「え?」
「じゃあ・・・今夜、愛ちゃんと二人か。」
「え!?」
「え!?」
見つめ合う二人・・・。

二人だけになってしまった洋子と片岡はぎこちない。
「あいつら、居ないと静かだね。」
「ふっー、あー。うん、まあ。」いつものようには行かないみたい。
「なんか、あれだね。結構冷えるね。」
「まあ。」洋子の反応もぎこちない。
「あのさ、愛ちゃん。」
「はい。」
「お酒など飲みに行くっていうのはいかがでしょうか?」言い方もおかしい。(笑
「え?」
「あ、やめとく?」
「・・・」
「やめとくか。」
「行く。」
「え?」

『竃』にて・・・
「大丈夫ですか?」目で返事をする洋子。
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「すいません。」店員を黙らせちゃった。
「あのさ、愛ちゃん、あまり飲みすぎない方がさ・・・」
「うるさいな。」もう酔っている洋子。
「はい、すいません。」
「ねぇ、亡くなった奥さんさ、お酒飲んだ?」
「いや、全然。」
「だろうな・・・。」自己嫌悪に陥る洋子。
「ん?」
「私とは全然似てない、正反対だって、言ってた。あの・・・ほら・・・房子さん。」
「そんなこと言ってた?うん。似てないな。正反対かもな。」
「どうせ。」
「なんだい、それ。」
「あのさ!何でそんなに笑ってんの?いっつも。バカみたいに。」
「はぁ?そぉ?」
「そうじゃないよ。鏡見てみなって?今時ね、そんな笑顔ばっかじゃ、アイドルだって売れないよ。ね、ふふ。なんで?」
「いや、何でって、ねえ。」
「ちょっとぉ、黙ってないであんたもなんか言ってよー。」店主にまで絡む洋子。
店主が話そうとしたら、洋子が話し続ける。店主、喋るチャンスだったのに。(笑
「大体さ!だい・たい・さぁ、なんで、私にそんなに優しくすんのよ。何で?え?」
「うん。・・・それはさ、」
次の瞬間、洋子は眠ってしまっていた。
片岡が笑顔で彼女の寝顔を見つめる。

悪酔い?した洋子を背負って帰宅する片岡。

片岡はソファーにそっと洋子を降ろして寝かせた。
「何で優しくすんのよー。」洋子が寝言を言う。
洋子の頭の下にある自分の腕を抜こうとすると、掴まれて、取れない。

結局そのままの姿勢で眠った片岡。
目覚めた洋子は自分の隣で座ったまま、眠る片岡を見つめて微笑む。
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片岡の起きる気配に慌てて寝た振りをする洋子。
しびれた腕に「痛い。」と言う片岡に、洋子が今起きたような素振りで
飛び起きる。
「おはよう。」
「おはよう、ございます。あれ・・・私、なんか、昨日・・・」
「うん。よく飲んだねー。」
「あ、何か、酷いこと・・・」
「言った言った。すごかった。」片岡が笑う。
「え?」
「嘘だよー。」
時計を見て慌てる洋子。
「しまった!今日から仕事だったのに!」

洋子は、房子の働くファミレスでアルバイトを始める。
「初日から遅刻とは、いい度胸じゃない。」
「すいません。」
「でも、あれだね。働きたいってことはもうあの家にずっと居るって決めたんだ。」
「はあ?食費ぐらいは入れようと思っただけです。別にずっとなんて。」と言う洋子に、
「偉いね、愛ちゃん。偉い偉い」と房子は片岡のように頭を撫でる。
「あのね。」
「口の利き方に気をつけてね。先輩だからね。じゃ、ついといで。色々教えてあげるから!」
「・・・はい。」不満そうな洋子。(笑

職場で元気のない飯塚が片岡に尋ねる。
「ねーねー。女の人がさ、男の人を、あの人は圏外ね、って言う場合、圏外ってどういう意味?」
「なんだそれ?」
片岡にはわからなかったが、同僚の女性が
「問題外。恋愛の対象外っていう意味じゃないんですか?」と教えてくれた。
「あー。」肩を落とす飯塚。

その頃柳沼は警務課の浜中(佐藤寛子)に、聞いていた。
「えっ?デートですか?」
「どんなとこ行きたい?最初のデート。」
「えーっ。」
「あー、実はさあ、ずいぶんそう言うの無くて。だから、どんなとこ行きたいのかわからなくて。」
「そうなんですか。そうだなあ、やっぱり最初は、食事とかかな。」
「なるほど。」メモする柳沼。
「それも、あまり高かったり気取ったりするお店じゃない方がいいかな。そういう、お金がかかった所を好きな人もいる、かとし思うんだけど、私はもうぜんっぜんそういうのないんで。」
「そうか。気取らない店か。」
「でも、あんまり庶民的過ぎるのも。キタナイまでいっちゃうと・・・。ちょっといい感じ、みたいな。」
「うんうん。そっか。わかった。ありがとう。がんばってみるよ。」
「え!?」
柳沼に好意を寄せる浜中は、「切なくない?私って、どうなの?」、相手が自分でないと知りがっかり。
がっかりする浜中とは違って、気合いを入れる柳沼だった。

ファミレスで食事をする家族連れの姿を寂しそうに見る洋子。
そこへチャイムが鳴る、振り向いて「いらっしゃいませ。」と言った相手は片岡と子供たちだった。
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「うわー。」
「がんばってるかな、愛ちゃん。」
「多分・・・」
「あらー、来たか。」房子がやってくる。「私がおいでって言ったの。」
「はあ?」
4人はパフェを注文する。

厨房でパフェを作る房子に洋子が言う。
「あの・・・せ・ん・ぱ・い。」
「何だね、後輩。」
「やらせてもらっちゃ、ダメですか?」
「あ・・・いいよ。作ってあげたいんだ。」
洋子が頷く。
「いやーん。かーわいい!愛ちゃん。」
「うるっさいな。・・・うるっさいっすよ、先輩。」

アイスクリームを沢山乗せた、特製パフェを作りながら、洋子は子供の頃のことを思い出していた。

それは、母の誕生日。
母が喜ぶ顔を見たくて、お手製のパフェを作った洋子。ハッピーバースデーと書いたチョコレートも乗せた。でも、母・葵(芳本美代子)は見向きもせず、男と出かけてしまった。

「うわぁ、すっごーーーい!!」
子供達も片岡も、洋子のパフェに大喜び。
「いっただっきまーす!」
「おいしい!」「おいしい!」「おいしい!」
「美味い、美味いよ、愛ちゃん、これ。」
みんなの言葉に洋子の頬が緩む。
慌てて笑顔を隠しテーブルを離れ、そして嬉しそうに微笑んだ。

「疲れた。足、パンパンだし。」
仕事を終え、歩いていると、柳沼が走ってきた。
「遅かったか・・・。」
「えっ?」
「愛さんのファミレス姿、見たかったし。」
「はっ?」
「すいません。」笑う柳沼。
洋子は房子が言っていた「柳沼君、すきなんだねえ、愛ちゃんのこと。」を思い出す。
「あの・・・」
「はっ?」

洋子は片岡に電話していた。
「もしもし。」
「愛ちゃん?どした?うん、わざわざ、連絡ありがとうね。」子供たちに「愛ちゃん少し、遅くなるって。」がっかりする子供たち。
「あのさ、愛ちゃん。いいやつだよ、柳沼は。とってもいいやつだ。」
片岡にそう言われ、受話器をおいた。
振り返ると、柳沼が笑顔で自分を見つめている。

お蕎麦を食べながら、
「あのさー」
ai61

「はい。」
「なんで?」
「えっ?何でって、何がですか?」柳沼が聞き返す。
「何か話があるんでしょ?」
「あ・・・いや。とくに、話はないんですけど。あ・・・だめ・・・ですか、それじゃ。」
「そうじゃなくって・・・。」
「はい」
「私の過去のことだけど・・・・」
「はい。」
「何か、わかったのかなーと思って。」
「いや・・・何も。」
「そう・」洋子は柳沼の言葉に驚く。
「はい。なかなか、難しいですね。あ、すみません。」
「あ、いえ、そんな。」柳沼に頭を下げられ、恐縮する洋子。
「食べましょう?」
「ちょっと待って。じゃあ何で?」
「ああ・・・。一緒にメシ食いたかっただけです。つまり・・・デートのつもりです。僕、愛さんのこと、好きですから。」
「・・・・」
「好きなんです。」
「ふーん。優しいんだね。」
「え?」
「どいつもこいつも、優しいねー。」
洋子の言葉に戸惑う柳沼。
「あのさ、頑張って女を好きになる必要なんかないよ。」素直になれないんですね。人を好きになるのに理由なんていりません、ありません。
「え?どういう意味?」
「無理してるって。好きになるべきなんだ、とか思ってるでしょ。正義感とかいうやつ。」
「いや、そんなこと。」
ai62

「だって眉間にシワ寄ってるよ。」
自分の眉間に触れてみると確かに皺が寄っている。

片岡は妻の写真に報告する。
「デートだってさ。デート。」
そして遠くを見つめ、「デートか・・・。」

帰り道、
「ごちそうさまでした。ここでいい。」
「ああ、はい。あの・・・」
「えっ?」
「・・・違います。さっきの、違いますから。」
「何が?」
「これ。単なる、癖ですから。」自分の眉間を指差して言う。
「癖です。本当に、愛さんのことが好きなんです。なんか・・・なんか、よくわかんないけど、好きなんです。」
柳沼はそう言い洋子に歩み寄り、キスしようとするがかわす洋子。
「あ・・・。ごめんなさい。敬語・・・止めていいですか?」
「え?」
「敬語、やめていい?」
洋子が頷く。
「良かった。おやすみなさい。あぁ・・・。おやすみ。」
洋子はまた頷いて返事をした。柳沼は寂しく帰っていった。

「お帰り。早かったね。」
「・・・・・」
「楽しかった?」片岡が洋子にそう聞いた。
「別に。」無愛想に答える洋子。
ソファーにどっかりと腰を降ろし、腕組みをして考える。すると犬のミルクがクンクン鼻を鳴らして洋子を見つめる。
「何よ。」ミルクにそう言い、また考え込んだ。

バイト先のファミレスでも怒ったように食器を片付ける洋子。
「もしもし。」房子が声をかける。
「何。」
「何でそんな不機嫌な顔してんの?」
「こういう顔なんです、もともと。」
「あ、そうか。そうだった、そうだった。」房子はそう言い仕事に戻る。

隅田署の刑事課が慌ただしくなっていた。片岡も気になるのか目が厳しくなる。
「柳沼、飯塚!お前たちは今朝の脱走犯を折ってくれ。」
「脱走犯?はい。」
手配書を持って、二人は出て行く。
片岡は刑事課を気にしながらも、自分のパソコンに目をやる。

そこへ警務課課長が、
「片岡君。」
「はい。」
「人手不足なんだって。事件が重なって。応援、頼めるかしら?」
上司に言われ、片岡は同僚の女性達が見守る中、私服に着替え、厳しい表情で部屋を出ていく。これが昔の片岡さんですね。

片岡は柳沼と飯塚の車の後部座席に乗り込む片岡。
飯塚は驚き、
ai63

「片岡!」
「応援だ。状況は?」
「はい、脱走犯なんですが、付き合っていた女性が通報してきたのが逮捕のきっかけらしく、逆恨みして何かするんじゃないかと。」状況を説めいる柳沼。
「わかった。行こう。」

房子が片岡からの電話を洋子に伝える。
「片岡さんからなんだけど、事件あって応援に行かなきゃならないから、今日遅くなるからって。愛ちゃんに伝えてって。」
「事件?」
「うん。脱走犯が立ち寄りそうなところの張り込みだって。」
「脱走犯!?」
「うん。そうだって。」
「・・・大丈夫、なの?」
「大丈夫だよ。なんか刑事課だった頃に声が戻ってた。もともと普段は穏やかだけど、事件となるとね。」
「へぇ・・・。」
「怖いものなしって感じだったし、危険でも突っ込んでくるからさ。ねえ、仕事終わったら、私も片岡さんち、行ってもいい?一緒にご飯食べよ。」
「えっ、ああ・・」
洋子は心配そうな顔でその場にいた。。

張り込みをする片岡。
「飯塚。心配するな。大丈夫だ。」
柳沼はそんな片岡を頼もしそうにバックミラーから見ていた。元々コンビだったからね。

夕食をとる片岡家・・・・・
「どうした?愛ちゃん。」房子が言う。
ai64

「別に。っていうか、みんな平気なの?」
「何が?」
「・・・・」
「あ、片岡さん?」
「お父さんなら、大丈夫ですよ、絶対。」長男・大(佐藤和也)が言う。
「へー。いや別に、心配なんかしてないけど。」
「まぁ愛ちゃん以外はみんな慣れてるからね。普通で考えたら、怖いよね。」と房子。
「お父さん、もう悪いやつは捕まえにいかないって。もう危ないことはしないって言ったのに。」亜希(山内菜々)が言う。
「大丈夫だよ。父さんは絶対大丈夫。」
子供達も房子も、黙り込む。そうは言ってもみんな心配している。それが家族。

宅配便の業者らしき男がまわりを気にしながらアパートの二階へ上がっていく。
それを注視する三人。
その男の様子をうかがう中、片岡がミラーに映る男の姿に気づく。
その男はじっとアパートの一室を見つめ、そして歩き出す。
手配書とその男の姿を照らし合せ、片岡は車から飛びだしていく。
「どうしました?」
「片岡!」何があったのかわからない二人。

「蓑田!蓑田、止まれ!」
片岡に呼び止められ慌てる犯人。振り返ると後ろには柳沼と飯塚がやってきた。
追いつめられた犯人は、胸ポケットからナイフを取り出し、片岡に向ける。
「蓑田。ナイフ捨てろ!ナイフ捨てろ!」
犯人がナイフを向けて片岡に跳びかかる。
片岡はそれを交わし、犯人を押さえつけ、投げ飛ばす。
だが犯人は、再び片岡にナイフを向け突進していく・・・。

『強盗殺人事件の容疑者・蓑田勝容疑者が再逮捕されました。えー、また、逮捕の際、所持していた包丁を振りかざして、抵抗したため墨田警察署の刑事1名が負傷した模様です。なお、この負傷した刑事の詳細については未だわかっておりません。逮捕時の・・・。』

洋子たちはテレビのニュースに釘付け。
「お父さんじゃないよね・・・。」と亜希。
房子は片岡の携帯に電話をしてみるが、つながらない。洋子は、いても立ってもいられず、家を飛び出した。

必死に走り続ける洋子。途中、転んで膝をすりむくが、痛みをこらえて再び走り出していく。
走る洋子の脳裏に浮かんでくる、片岡との生活・・・・・
頭を撫でてくれた片岡の笑顔、君はいい子だと言ってくれた時の笑顔、そして腕枕してくれた時の寝顔・・・・。

「やだから・・・。やだからね・・・。」
洋子は泣きながら、現場のアパートへ向った。

「すみません。あの・・・負傷した刑事は?」
現場にいた刑事に聞き、洋子は東京臨海警察病院に駆けつける。

待合室に柳沼の姿を見つけて駆け寄る洋子。柳沼は洋子が来た事に驚く。
やがて、病室から、片岡が出てきた。
片岡を見て、怪我をしていないことに、安堵する洋子。
ai65

「愛ちゃん。」驚く片岡。
「・・・」
そこへ飯塚が病室から出てきた。額に少し怪我をしている。
「愛ちゃん。何、心配してきてくれたの?」
「・・・・」
「バカだなぁ。俺、大丈夫に決まってんじゃないかよー。」
「誰が心配なんか・・・・、何ニヤニヤ笑ってんの!?バカじゃないの!?」今にも泣きそうな洋子。
洋子は病院から走り出した。

橋の上までやって来ると、足の痛みにその場に座り込む洋子。
「逆ギレだよ、あれじゃ。・・・最低だ・・・。」と言う。
そこへ、片岡が追いかけてきた。
「ごめん。さっきはごめんね、愛ちゃん。・・・・ごめんね。」
「・・・」
「嬉しかったよ。嬉しかった。ありがとう。」
洋子は片岡の顔を見上げる。
片岡が洋子の怪我に気付く。
「あ、どうした?痛そうだな。ちょっと待って。」
ポケットから絆創膏を取り出す片岡。
「用意いいだろ。警務課でさ、しょっちゅう、指切るから。」
洋子は、そう言い絆創膏を貼ってくれる片岡の顔を見つめていた。
「・・・・大丈夫?」
「・・・・・」片岡に言われ、洋子は片岡の顔を見つめたまま頷いた。

ai66

片岡が立ち上がると、洋子も立とうとするとよろけてしまい、片岡が洋子を抱きしめる。
洋子はしばらく片岡の胸の中にいた。安らかな洋子。


片岡の胸の中で、洋子は「帰る。」といい、「うん。」と答える片岡。洋子は片岡から離れる。
洋子の歩く姿を片岡はしばらく見つめていた。
洋子はふと足を止め、そっと振り返る。そこには片岡の真剣な目があった。
洋子は再び歩き出した。何か感じたのかな?二人とも。

「もう嘘つくのキツイなー。」ため息混じりにそう言う洋子。
「好きになってるじゃん・・・。私・・・。」

片岡はじっと、洋子の方をただ見つめていた。

結局、柳沼も、洋子の正体を知りながら、誰にも言わないと言う結果でした。柳沼に取っては、洋子より、愛の方が良いのか、都合がいいのか、わかりませんが。
これで正体を知っている人間は二人、いや片岡も知っているでしょうから三人ですかね。って、もうバレてると同じですね。ああ、飯塚さんがいましたね。(笑
みんなが愛として受け入れてくれている、本当にやり直せる事が出来る機会ですけど、洋子の気持ちはそう簡単ではないみたいです。


公式HPはこちら

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日本テレビ「あいのうた」第5話:好きになってるじゃん、私

片岡のことを好きになり始めている自分に気づく洋子。柳沼は洋子を思い、洋子は片岡を思い、片岡は、父親モードから、ひとりの男モードに変わりそうな展開です。

  • 2005/12/01(木) 20:23:02 |
  • 伊達でございます!

石和温泉石和温泉(いさわおんせん)は、山梨県笛吹市(旧国甲斐国)にある温泉。東日本有数の歓楽温泉として知られるが、その脱却も図っている。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- History Licen

  • 2007/10/20(土) 12:57:00 |
  • 温泉地へ行こう!
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