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あいのうた第五話『好きになってるじゃん、私」

温泉旅行から帰った洋子(菅野美穂)は。片岡の家で、房子(和久井映見)と会っていた。
「えー、それで、それで。」
「だから、それで・・・・・」
石和温泉で、出会った柳沼(成宮寛貴)と洋子。
柳沼は洋子を抱きしめ、
「僕が守ります。愛さんは、僕が守りますから。」と言う。
「えーーーっ。なにそれー。すごい!なんで?ずるい!」房子さん、柳沼君、好きなんだよね。
「いやあの、そういうこと言ってるんじゃなくってさ。」
「え?ちょっと待って。てことは、じゃあ、そのあと・・・」

再び、石和温泉・・・・
並んで歩く柳沼と洋子に声をかける房子。
「柳沼君。どうしたの?今来たの?」
「あ、はい。そしたら、偶然、愛さんと会って。」
「そうなんだ。じゃあさ、早く温泉入りなよ。気持ちいよ。それでさ、一緒に朝ごはん食べよう。みんなで、旅館の朝ごはん。いいよね?、あれね。」
「ありがとうございます。」柳沼に合えて、上機嫌な房子。

再び、戻って片岡家。
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「思いっきりマヌケじゃん、あの時の私。まるっきりバカじゃん。なんか納得できないーっていうか、そのときの空気に気付かなかった自分が許せない!」
「はーあ。」ため息つく洋子。
「はっ!!え!?大変じゃない!柳沼君は、知ってしまったってことなんでしょう?」
「だから、そうだって言ってんじゃないよ。最初から。」
「ちょっと待って。整理してみよう。ね。愛ちゃんの本当の名前は松田洋子である。そしてあなたの記憶喪失は、嘘である。ざっくり言うとこういうことよね。初期設定は。」
「はい。すいません。」初期設定って、ゲートかソフトとかじゃないんだし。(笑
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あいのうた第四話「ついに嘘がバレちゃった!?」

「愛ちゃ・・・・,愛ちゃんのままでいいんじゃないかな。」
「・・・・」片岡(玉置浩二)の顔を見る洋子(菅野美穂)。
「だから、家に居なよ。愛ちゃんいると,楽しいし。」
「私が?楽しい?」
「うん。」片岡の優しさに包まれて,変わりつつある?洋子。
「良かったね、愛ちゃん」遠くから二人を見つめる房子(和久井映見)

その頃,墨田警察署では、取調中の容疑者から,押収した財布の中に,洋子の免許証が入っているのを柳沼(成宮寛貴)が見つけた。
「松田洋子・・・・」
柳沼が松田洋子の財布を持っていた男を問い詰めると
犯人の男は、「俺の目の前でゴミ箱に捨てたんだ。女がね。だから、窃盗犯にはならないでしょ?」と言った。考え込む、柳沼。

房子は『竃』に行くなりため息。思わず、店員が「どうしたんですか?」
「感動したんだ、私は。そしたらね、お腹が空いちゃったわけ。何にしようかなー。」
房子は店主の勧めで店の自慢・おこげ定食を注文する。

そこへ片岡が洋子、大(佐藤和也)、亜希(山内菜々)、隼(渡邉奏人)と一緒に店にやって来る。
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「あー、おこげあったけど、もうないよ。」
「へっ?」大が言う。
「なんだよ、それ?」片岡が言う。
「いいのいいの、子供たちにはあげるからね。」
「あのー、えーっと、えーっとえーっと、愛ちゃん?」洋子を呼ぶ房子。
「なんですか!?」
「良かったね。」
「はっ?何が?」
「んー!よかったよかった!」
房子は片岡がやったように、洋子の頭を撫で回す。見てたのって言う顔の洋子。

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あいのうた第三話「今日で性格ブスやめます?!」

ファミレスに戻った洋子(菅野美穂)は房子(和久井映見)と会う。
「どこへ行っていたの?」
「ごめんなさい。」
「ねえ?」
「えっ?」
「ちょっと気になってたんだけど、さっきさあ、苦手だとか、慣れてないとか、行ったことないとか言ってたよね。」
「えっ?」
「あなたさあ、あなた、ほんとに記憶喪失なの?」驚く洋子。
「どうなの?」洋子の返事はない。
「あれ、うそ?ほんとに?当たり?」
「うわぁー、ぶっーーーーーーーー、へっ、しょうがないか。」かんねんした洋子。
「へっ?」驚く房子。自信持って言ったんじゃないの?
「そうよ。」開き直る洋子。
「そうよって?」
「だから、あんたの言う通りだってこと。」
「じゃあ、当たり?・・・・ほんとに?」
「そう。」
「記憶喪失は嘘?」
「だから、そうよ。」
「うそー。・・・・すごい私。」
「はっ?」
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「すごい!!ねえ、一番?」房子は洋子が嘘をついていたことは関心ないみたい。
「何が?」
「だから、見破ったの?」
「なんなの、それ。そうよ!!」
「そうなんだ。すごいね私。」彼女の基準は普通の人とは違う。
「えっー?」
「でもさー、何で?」疲れて、崩れる洋子。房子と喋っていたら、疲れるよね。
「あのさー、何で理由を聞くのに、かかるわけ?普通さあ、記憶喪失がわかったら、すぐに何で?って聞くじゃない。ねえ、そこが一番大事なとこじゃない?見抜いたのが一番とかすごいとかどうでもいいでしょうが。」逆ギレする洋子。
「ごめんなさい。」
「いいけどさー、別に。」
「うん、それで・・・」
「だから、成り行き?成り行き!」
「わかんない。」
「だからね、もう生きるのが嫌んなちゃって、死のうとしたんだけど、死にきれなくて、それで・・・」
聞き入り房子。「それで?」
「違う人間になれるかなって、思ったの。」
「なるほど。生まれ変わろうとしたんだ。」
「そういうこと。・・・・でも、まあ、無理な話だしな。・・・・もういいや。」

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あいのうた第二話「幸せなんて私に似合わない」

片岡家・・・
「良かったな亜希。」
「うん。」満面の笑みを浮かべる亜希。そこへ洋子が現れる。
「なに?」
「ありがとう。ありがとう、お姉ちゃん。」
どう反応していいのかわからない洋子。
「ありがとう。ほんとに。」礼を言う片岡。
「別に・・・。」
「ありがとう。」
「もう、いいわよ。わかったから、止めてよ。」
「・・・・」
「ってことはさ、あれだよね、死のうとしたわけじゃないってことだよね。」
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「そうだけど。」
「そっかあ。イヤー、勘違いしたなあ。ごめん。」
「死なないわよ、もう」
「なんで?」片岡が聞く。
「なん、何でって、それは・・・・。」
「記憶がないんだから、死のうとした理由も忘れちゃってるんじゃないのかな。」大が助け船を出す。
「あ、そう、そうよ、そういうこと。」
「うん、そっか。そうだよな。それもそうだな。」片岡。
「そうよ、記憶がないんだから。あははははっ。」笑ってごまかす洋子。
「じゃあ。」出て行こうとする洋子。
「どうして?」
「どうしてって、世話になる理由がないし。それに私苦手なの、こういうの。」
「こういうの?」
「こういう、幸せっぽいのが苦手なの。肌に合わないわけ。蕁麻疹とかでそう。似合わないのよ、私には。あっ、って言うか、そんな気がする。」
「幸せが似合わない人なんていないよ。」
「そう言うの、ほんとむかつく。」
「ごめん。」
「別に謝ることはないけど・・・・。もう関係ないし。」出て行こうとする洋子。
「ここに居なよ。・・・・・居なよ。記憶が戻るまで。」引き止める片岡。
「なんで?」
「・・・・・」片岡の元へ子供たちが寄ってきて「お腹空いた。」
「そう、そうだなあ。飯、飯。あっ、飯食いに行こうか。ね。」
「へっ?」片岡の提案に困惑する洋子。

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あいのうた第一話「愛を知らない女の恋が始まった日」

「って言うかさあ、何で赤ん坊は生まれてすぐ泣くのか知ってる?この世界に出てきたくないからあんなに泣くわけよ。

うーん、だからといって、母親のお腹の中が居心地良かっただなんて、思わないんだけどね、私の場合。もう何しろ、全く、百パーセント望まれないで生まれてきたからさぁ。エー、何言ってんの。いるよ、そういう子だって、たくさん。ハァー、子供を愛さない母親はいない!ばかじゃないの。居るに決まってんじゃん、そんなの。

そうそう、小学校のさぁ、担任の女の先生がさぁ、そういうこと言う人だった。私がさぁ作文で、『お母さんは私がいない方が良いんだと思います。』って、書いたらさぁ、『そんなこと思っちゃダメ。あなたがいなくなったら、お母さんがどんなに悲しむと思っているの。』私もガキだったからさぁ、ちょっと感動したって言うか、信じちゃってさぁ。

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家出してみようと思っちゃったのよね。心配されてみたかったんだよね。まあ、家出って言っても、家の外で隠れてただけだけど、もっ、いつまでたっても母親が探しに出てくる気配、まるでないし、さすがに寒いわ、寂しいわで、家に戻ったんだけどさ、あれはきつかったなぁー。まぁ、そういうこと。
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それ以来私の性格は固まったっていうわけ。幸せなものとか見ると、うぇ、吐き気するしさぁ、基本的に愛と言うやつ嫌い。そんなもの信じねぇっつうの。
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